近年、不妊症と言われる人は年々増加し、日本では6組に1組の割合だと推定されています。
しかし、子どもがほしいと願い、不妊症だと悩んでいても、実際に病院を受診する人はその半数だと言われています。それには、不妊治療のインフラが整っていない現状に加えて、物理的な時間の問題、精神的・肉体的ストレス、経済的負担とリスクは大きく、ゴールの見えない治療であることに問題があると考えられます。また、結婚すれば子どもはできるものと考えられがちな社会から孤独になり、生きづらさを感じている人たちも少なくはありません。そこで、研究を通して、まだまだ未開発のカウンセリング体制と、チーム医療体制をモデル化する一助となりたいと考えています。
しかし、子どもがほしいと願い、不妊症だと悩んでいても、実際に病院を受診する人はその半数だと言われています。それには、不妊治療のインフラが整っていない現状に加えて、物理的な時間の問題、精神的・肉体的ストレス、経済的負担とリスクは大きく、ゴールの見えない治療であることに問題があると考えられます。また、結婚すれば子どもはできるものと考えられがちな社会から孤独になり、生きづらさを感じている人たちも少なくはありません。そこで、研究を通して、まだまだ未開発のカウンセリング体制と、チーム医療体制をモデル化する一助となりたいと考えています。
- 2011.04.20
- 不妊治療とは何か
- 2011.04.20
- 社会問題を提起する不妊治療の実際
- 2011.04.20
- 見えない不妊―不妊とともに生きるということ
世界保健機関(WHO)のデータによると、不妊カップルのうち原因が女性だけにある41%、男性だけの場合は24%、両方に原因があるのは24%という結果が出ています。
一般的に「不妊」という言葉を聞くと、女性側の原因という印象を与えがちですが、実は、全体の半分以上(48%)は男性にも原因があることが報告されています。故に、不妊の原因を知ることで悩んでいる男性も少なくありません。
女性側に不妊の原因がある場合は、大きく分けて
- 排卵の障害
- 着床障害
- 卵管の障害
があり、男性に不妊の原因がある場合は、全体の約90%は「造精機能障害」という結果がでています。
このホームページは、「不妊とは何か」という問いについて、医療・社会・心理側面から情報を発信することを目的としています。
さらに「不妊を知る」ために、当事者または、当事者を支援するかたから情報を集めて「不妊を考える」ことをも目的としています。
ここで、不妊で悩まれているかたへの希望となるために、いま私ができることは、このような活動によって、継続してみなさまの声を社会に届けていくことと、心理的なサポート体制を充実するための研究を現場で生かせるかたちとすることだと考えております。
さらに「不妊を知る」ために、当事者または、当事者を支援するかたから情報を集めて「不妊を考える」ことをも目的としています。
ここで、不妊で悩まれているかたへの希望となるために、いま私ができることは、このような活動によって、継続してみなさまの声を社会に届けていくことと、心理的なサポート体制を充実するための研究を現場で生かせるかたちとすることだと考えております。
名前 | 竹重 幸 (Sachi Takeshige) |
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所属 | 名古屋大学大学院環境学研究科 社会環境学専攻 博士後期課程在学中 |
連絡先 | info@art-counseling.com |
研究内容 |
①チーム医療によるカウンセリング体制の現実化について ②対象喪失における心理的支援 ③不妊当事者のQuality of lifeについて |
所属学会 |
日本カウンセリング学会 日本トランスパーソナル心理学/精神医学会 日本生殖心理学会 日本不妊カウンセリング学会 東海相談学会 |